2014.07.11
落ち着いた空気に包まれた常与寺の本堂
「常与寺」は歴史の舞台に囲まれた静かな古刹(こさつ)です。2両編成のかわいらしい流鉄流山線の「流山駅」で降り、まっすぐに伸びる道を3分ほど歩くと、たどり着きます。
本堂内陣。常与寺は鎌倉時代の開山
客殿も落ち着いた雰囲気だ
常与寺は鎌倉時代の1326(嘉暦元)年の開山。境内に入ると落ち着いた空気に包まれます。700年の歴史がもたらす静けさでしょうか。参道右手にはイチョウの大木があり、左手には高さ2.7メートルの「千葉師範学校発祥の地」の碑があります。1872(明治5)年、「流山学校」と「印旛官員共立学舎」がこの寺に設けられました。「印旛官員共立学舎」は、後の千葉師範学校、千葉大学文理学部・教育学部になります。
墓苑は本堂のすぐそばにあり、本堂脇の右に入り口があります。日当たりのよい緑豊かな墓苑です。平坦な土地なので、車いすの方でもお気軽にお墓参りができます。
永代使用料、工事代、消費税などを合わせて78万円から建墓できるそうです。
「ビン小僧の金市」が眠る閻魔堂
近藤勇の陣屋跡
常与寺周辺には、歴史の舞台があります。裏手にある閻魔堂には講談『天保六歌撰』に登場する義賊、金子市之丞とその恋人、三千歳(みちとせ)の墓所があります。
その近くには、新撰組局長・近藤勇の陣屋跡があります。流山は近藤が最後の陣を敷いた場所で、この地で官軍に自首します。陣屋跡の隣には近藤と土方歳三が戦勝を祈願したとされる秋元稲荷大明神があり、「近藤、土方惜別の地」とうたわれています。そんな歴史に思いをはせながらの墓参りもいいのでは。
(石井健)
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